海外へのお引越し





オーストラリアで住まいを探す



オーストラリアに初めて来られる方の場合、一般的なのがホームステイ、シェア、賃貸のいずれかだろう。もちろん、退職者ビザや永住権などでこちらへ来られて、家を購入したいとお考えの方もいらっしゃるだろうが、その場合でも地域の治安の良し悪し、交通の便、生活し易いかどうかなど、場所選びには相当の時間がかかると思われるので、当初はやはり賃貸などで様子をみることになるのだろう。





ホームステイ

ホームステイは学校や留学相談所を通して紹介されることが多い。最近では親子留学や祖父母と孫の体験留学など、様々なプログラムがあるので、いろいろな年代の方が利用されているようだ。現地の普通の暮らしを体験するにはもってこいだと思う。

ただし、こんなことを書くと苦情のメールが届きそうだが、あえて付け加えると、ホームステイにはすばらしい点も多いが、やはり問題点もあるということ。一概には言えないが、留学生を受け入れるということは「収入を得るためのビジネス」だと考えているホームステイ先が多いということを頭に入れておいた方がいいと思う。英語を教えてもらえるとか、いろいろな所へ連れて行ってもらえるとか、いい食事が出るとか期待しないほうが無難だということだ。さらに、ホームステイ先でのトラブルもないことはないので、特に若い娘さんを預ける場合には親御さんはステイ先選びには注意すべきだろう。つまり、何処の国でもそうだが、いろんな人がいると言うことだ。

私の主観でもう一言付け加えると、全く英語が出来ない方や日常会話がよく理解できない方の場合、ホームステイをしても、ただ苦痛なだけで、あまりプラスにならないうちに期間終了となる方も多いと思う。多少日常会話が分かるようになってからホームステイをすると、英語の上達も早いし、何と言っても受け入れ先の家族と楽しい会話ができていい思い出になるだろう。


シェア

シェアとは、いわゆる間借りのこと。住居の一部屋を借りて住むことだ。面倒な手続きをせずに気軽に住むことができるが、他人との共同生活になる。リビングルーム、キッチン、バスルームはもちろん共同で使う。自分で家を借りて住むより簡単で家賃も安くおさえられるので、学生やワーホリの多くがこの方法で住んでいる。ただし、同居人との相性、生活の仕方の違いなど、いろいろと難しい点もあるので、自分の生活を守りたい、マイペースで暮らしたいと思う方には不向きかもしれない。

シェアをしたいという方は、日本人向けの食料品店、レストラン、留学相談所、総合情報センター、旅行代理店、レンタルビデオ店、学校などに設置されている掲示板をみるといいだろう。シェアのみならず、売ります買います、求人など様々な情報を得ることができる。その他、日本語の総合情報誌にも載っている。日本語の総合情報誌は前述の日本人向けの様々なところにおいてあり、無料でもらえる。それぞれ情報誌によって発行日が違うので、もらいそびれないように。

なお、オーストラリア人とシェアしたい方は新聞の土曜日版を見るといい。Share Accomodationの欄で探す。その他、大学、専門学校の掲示板など。さらにシェアの斡旋をしてくれる業者もある。


賃貸

賃貸物件の探し方は、住みたい地域の不動産屋に直接行くか、現地の新聞の土曜日版の賃貸情報を見るか、インターネットで探す。その他、日本人が多く住むシドニー、ゴールドコースト、ケアンズなどには日系の不動産屋があるので訪ねてみるのも一つの方法だ。日本語で対応してくれるので英語が全然だめな人には安心かもしれない。(注、日本人相手ということで物件が高そうな先入観があって貧乏人の私は行ってみたことがないので、日系の不動産屋に関してはよく分かりません。ごめんなさい。)

押しなべて、日本人が多く住む地域は家賃が高いです。もしそんなことにはこだわらず、安全で交通・買い物に便利な所をお考えなら家賃は比較的高めといったところでしょうか。逆に田舎暮らしもありだと思います。

もし、初めての土地で何も分からない場合は、現地に住む友人なり、知り合いのつてをたどって聞いてもらうなり、何らかの手段で情報集めをした方がいいと思う。昼間と夜間とでは街が一変する場合があります。もちろん危険な地域もあります。脅かすわけではないが、自分の身は自分で守らなければならない。そして、家族の身の安全も。それぐらいの心構えでいてこそ、本当の意味で生活をエンジョイできるのだと思う。オーストラリアは基本的に治安も良く住みやすい国だと思うし、私自身は一度も不愉快な思いや怖い思いをしたことはない。でもそれは、私が危険な地域に行ったり、夜間に一人でそんな地域を歩いたりしないからだと言える。そんなことも頭に入れて、住みたい州や地域を決めるといいと思う。

地域の絞込みにはやはりインターネットが一番だと思います。不動産サイト、私がよく見ていたReal Estate Australiaや、他にもDomainなどがあります。賃貸物件の情報を見たい場合は、そのホームページのReal Estate for Rentを、買いたい方ならReal Estate For Saleをクリックし、住みたい州を選び、地域名を選べば簡単にその地域の物件を見ることができます。日本に居ながらにして地域別の相場も分かるし、住所を載せている物件も多いので場所の確認もできます。さらに物件の外観写真も見られるので、イメージしやすいし楽しいです。住みたい地域を絞り込めていれば、早く良い物件が探せるというものでしょう。

住みたい地域が決まったら、その地域にある不動産屋めぐりです。賃貸物件リスト(たいてい入り口や受付のカウンターの上に置いてあるが、まれに無いこともあるのでその時は直接尋ねる)をもらって、カフェにでも入って、じっくり見てみよう。大概の情報はそこに書いてある。住所(ストリート名と地区名)、家賃、住居形態(一戸建て・ユニットなど)、ベッドルームの数、バスルームの数、洗濯機置き場について、駐車場など。住所に関しては、ただ見てもそこがどこなのか分からないので、本屋でストリートマップ(結構ぶ厚い本)を購入して、ストリート名を索引で探して、地図を見て実際の場所を探す。

もし、見てみたい物件があれば、身分証明書を提示して、保証金(デポジット)を払って鍵を受け取り自分で見に行くか、不動産屋のスタッフが車で案内してくれる。デポジットは50ドル〜100ドルぐらい。部屋を見終わって鍵を返却するとお金を返してくれる。

または、新聞の土曜日版に載っている賃貸情報を見て探すという手もある。地域の相場などがよく分かるので、新聞で探すつもりのない人でも参考になるので買ってみるといいかもしれない。もし、見てみたい物件があったら、新聞に載っている電話番号に直接電話し尋ねるか、またはその欄に書いてあるインスペクションの時間に合わせて現地へ行き物件を見せてもらう。

インターネットで探すなら、先のサイトなどにアクセスし、もし詳細を知りたかったらメールするなり、電話すればいい。

いずれにしてもいい物件は早い者勝ち、フットワーク良く行動するよりない。

さて、気に入ったユニットやフラット(日本で言うマンションやアパート)、または家が見つかったら、不動産屋で賃貸契約と結ぶ。こちらは契約社会なので内容をよく確認しなければならない。契約書自体は印刷されていて、日本でもそうだろうが一般的な規約が書かれている。契約書にタイプ文字で特筆されている事項はその物件に関してのことなのでよく確認する必要がある。

一般的に契約期間は6ヶ月以上となっているが、6ヶ月間のみ、1年以上などと契約期間が違ってくる場合があるので、良く確認すること。そうしないと、トラブルのもととなる。もしも何かの事情で契約期間終了前に退去したい場合、契約期間終了までの家賃の支払いを要求される場合と、次の借主が見つかるまでの家賃(契約期間終了までの)を保障する場合とある。いずれにしても、内容をよく確認検討し、少しでも疑問に思うことがあったら、納得いくまで聞くことが大事だ。現地に住む賃貸経験のある友人に同行してもらうのもいいかもしれない。

契約書を取り交わすと同時に、日本でいうところの敷金(ボンド)と前家賃を支払う。通常、ボンドは家具なしで4週間分、家具つきで6週間分。このボンドは不動産屋を通して政府の公的機関に預けられる。支払ってから2週間ほどたつと入金額分の明細書が送られてくる。ボンドは退去時の最終点検で何も問題がなければ、全額帰ってくる仕組みになっている。前家賃は通常2週間分。その後の家賃の支払方法は不動産屋やその家主によって違うので、毎週か隔週か、1ヶ月ごとなのか確認すること。

契約が無事終了すると、契約書とともにコンディションレポートが渡される。コンディションレポートとは、入居時の家の状態を報告するもので、リストの各項目をチェックし、必要があればコメントを記入する形式になっている。入居者はこのリストを片手に、入居後の実際の住まいの状態をチェックしていく。例えば、カーペットはきれいである、と不動産屋のチェック欄には記載されてあったとしても、実際には染みがあったり、タバコの焼け焦げがあったりしたら、その旨をコメント欄に記入しなければならない。それを怠ると自分が退去する際に修繕費を求められたりする。いくら入居前にすでにあったと主張しても、紙面で残っていなければ証拠にはならないので支払わなければならない。窓の開け閉め、電球がつくかどうか、壁や天井の汚れ、水道の栓に至るまでチェック項目は多岐にわたる。やりすぎだと思えるぐらいの気合いで臨もう。これは入居後、1週間以内に不動産屋に提出するが、3枚つづりになっており、1枚は自分で保管することになる。何か不具合があれば、提出時に修繕をお願いしよう。

このコンディションレポートは、退去時にも使われ、最終インスペクション(明け渡し点検)の際に、破損や損傷などの責任の所在を明らかにする上での証拠になる。うちの主人が私と出会う以前に実際に体験した話だが、悪質な不動産屋から部屋を借りたために退去時に600ドルもの修繕費を請求されたことがあった。主人に、入居の際にコンディションレポートを提出しなかったの?と聞いたら、何度もコンディションレポートの作製を不動産屋に依頼したが、とうとう作製してもらえなかったのだとか。その時は主人のがんばり?で事無きを得たらしいが、そんなこともあるので要注意だ。


ゴールドコーストでの部屋探しの体験談は、何処に住む?&ゴールドコースト現地報告、その1に、現地情報はゴールドコースト現地報告、その2を是非ご参照下さい。

シドニーでの部屋探しは単身シドニーへ家探しに飛ぶ、私の見た現在のシドニー情報はシドニー現地報告でそれぞれ紹介しております。

さらに、グランマーのオーストラリア日記でも、ゴールドコースト、シドニーの現地情報および住宅様式の違い、シェアとホームステイに関しても取り上げておりますので、どうぞ。