技術独立永住権取得大作戦
まだあった、家族のIELTSテストと意外な結末
健康診断、無犯罪証明書、母の追加書類を提出して約一ヵ月後、この申請に含まれる18歳以上の家族はIELTSテストを早急に受け、成績を送るようにという知らせが届いた。
私の家族のIELTSテストは、オーストラリアで生活できる英語力があるかどうかを判断するためのものなので、テストの結果が永住権の許可、不許可に直接影響を与えるものではない。テストを受けないで、移住者のための英語教室に通うことを選択することもできる。その場合のイングリッシュ・エジュケーション・チャージは2,380ドルで、最高510時間までの授業を受けることができる。個人で語学留学する場合と比べるとかなり格安である。
母は全く英語がだめなので、テストを受けないで授業料を支払うことにした。主人はIELTSを受けることにして、すぐに申し込みをしたのだが、運悪く次回のテストには間に合わず一ヶ月待つこととなった。
約2週間後、新たな手紙を受け取った。
表題は、
PRE-VISA GRANT ADVICE FOR APPLICATION IN VISA CLASS 136
内容は、私のビザはPRE-GRANT、つまり、アデレード・スキルド・プロセッシング・センターは、あなたとあなたの家族全員に永住権を許可しようという結論に達したので報告しますよ、ということだ。嬉しい知らせのはずだが、なんだか腑に落ちない。
手紙にはまだ続きがあった。ただし、母と夫のイングリッシュ・エジュケーション・チャージを支払わなければ、正式に永住権を与えることができないので、早急に2人分の授業料を振り込んでほしい。そうすれば、永住権の発行が不必要に遅延すことはないだろう。そして、あのいやな決まり文句、あなたのビザはまだ許可された訳ではないので航空券の手配や退職、引越しの準備はしないように、とある。
「えっ、なんで? 12日前のIELTSを受けろっていうのは、どうなったの? 今度は受けないでいいから、授業料を払えっていうの? もう、主人の受験料払っちゃったのに。払い戻ししてもらえないよ〜」これ、素直な感想です。
この手紙が届いたのは、まさに6月直前。6月といえば、オーストラリアの会計年度末。その期末までに急いでビザを発給したいということだろう。今年度分の永住権の発給数がまだ達成されていないのかもしれない。この時期を逃すと、やっかいなことにならないとも限らない。これ以上待たされたらたまらない(すでに申請日から一年二ヶ月が経過していた)。いろいろな憶測と計算が頭のなかを駆け巡る。
結局、私は2人分の授業料、4,760ドルを支払うことにした。これは大金である。一人分余計になってしまったなあと思いながら、銀行へと向かった。小心者の私は札束?(たかが40万なのだが)を持って移動するのが嫌で、口座のあるU○○銀行で引き出しと海外送金を一緒にしてもらおうと窓口に向かった。
「個人のお客様ですか?」
「はい」と、私。
「個人のお客様のお取り扱いは窓口では致しておりません」
「えぇ? 窓口ではできないんですか?」と、私。
「窓口は混んでおりますので」
(誰もいないじゃん!心の声)
「一階に海外送金のできるATMがございまして、口座から直接海外送金もできますのでそちらでお願いします」
(めんどうくさい!これも心の声)
海外送金用のATMはブースになっていて、中にいすが置いてあった。画面の指示に従いながら、見ていくと、送金手数料は4,500円。私はなんだかむしょうに腹が立ってきて、席を立った。なんで機械相手に自分で送金手続きをして4,500円も手数料を取られるんだ。客のだぁれもいないガラガラのカウンターで、接客に忙しくて?個人の客は相手にできないこの銀行は、いったい何様のつもりなんだ!!(すいません、失言でした)
私は、東○三○銀行に向かった。窓口で普通に対応してくれて、手数料は4,000円。窓口のそばには数人の客が待っていた。このご時世、危ないぞ、○○○銀行!