海外育児日記




キンディのお勉強


キンディは小学校に併設された幼稚園部だけあって、翌年から始まる小学校生活にスムーズに入っていけるように準備をする場でもあります。

現在、息子の通う小学校のキンディは全部で4クラスあり、息子のクラスの生徒数は17人です。
他のクラスもそれぐらいの人数です。

教室を覗くと、目的に合わせて、スペースが確保されています。
まず、アーツ&クラフトをやるための勉強机はグループごとに、むかえ合わせにまとまっています。 日本のように全員の机が黒板に向かって並んでいることはありません。
その他に、生徒全員があぐらをかいて座り、数の勉強をするフロアー部分があります。
それから、おままごとや電車などのおもちゃがあるホーム・コーナー、読み聞かせをするリーディング・コーナーなどがあります。

オーストラリアには、日本のような教科書はありませんが、州ごとに決められた分厚いシラバスはちゃんとあります。

そのシラバスで決められている履修内容をやるわけですが、具体的な授業内容、やり方は担任の先生によって多少の違いがあります。
必ずしも隣のクラスと同じことをやるとは限りません。
先生の特色が出ると言うのが一番しっくりくるのかもしれません。

教科書がない代わりに、先生はワークシート(プリント)をたくさん使います。
ワークシートは一枚ずつ生徒に渡されるものと、何十枚かをホチキスでとめて小冊子のように仕立てたものがあります。 先生の手作りで素朴で簡素なものです。
その他にワークブックを使う先生も多いようです。

    

ワークシートを小冊子にしたもの                 ワークブック


学習の終わったノートやワークシート、ワークブック、絵や工作は、後日、生徒自身に渡してくれますが、 その一枚一枚に必ず先生からの簡単なコメントがあり、「ファンタスティック!」とか「スーパー・ワーク!」とか書かれています。
さすが、褒めて育てる国だな〜、と感心してしまいます。
そんな教育の成果なのでしょう。ときどき笑っちゃう(失礼!)ほど自信満々の人に出会うことがあります。
謙遜の国から来た日本人の私にはちょっとできない…。
でも、謙遜を謙遜と受け取る考え方そのもののない国で謙遜するのは、ときにちょっと馬鹿をみることがあるので、ほどほどにしましょう。 と、時々自分に言い聞かせています。

それから、特色のある授業としては、息子の学校でChildren's News Dayと呼ばれているものがあげられます。
show and tellと言うとわかりやすいかもしれませんね。
これは、生徒が大勢の人の前で堂々と何かについて話したりや説明したりする方法を実際に練習をするものです。
息子の学校では、それぞれの生徒が必ず週一回、みんなの前で何かについて発表しなければなりません。
内容はなんでもよくて、たいていは週末の出来事や面白かったことなどを話すようですが、その後で質疑応答があります。
つい日本人感覚で「質問してくる子はいるの?」と聞いたら、必ずいるという返事が返ってきました。
さすがですね、鍛え方が違います。

あと、親が大変なのが読み聞かせの宿題です。
一学期が始まって早々、「親である私は毎日わが子に本を読み聞かせます!」という宣誓書を書かされました。
一学期、二学期は、毎週四回、子供は学校から絵本を借りて帰ってきました。
三学期、四学期は、少し減って、週三回程度になりました。
親はその本を、その晩に読み聞かせ、翌日持って行かなければなりません。
借りてきた本がない週三、四日は、自宅にある絵本を読み聞かせ、タイトルと作者名を用紙に書きます。
これは、親にとって結構なプレッシャーですが、なんとかそれなりに頑張っています。

週に一回、宗教の時間があります。
代表的な宗派の授業が提供されています。ユナイティング、アングリカン、仏教、ヒンズー教、イスラム教など。
この宗教の授業は必ずしも出席しなければならないものではなく、出席しない子供は担任の先生といつもと同じような授業、 例えば、ワークブックをしたり、お絵かきや工作、絵本の読み聞かせなどをして、その時間を過ごします。

    

宿題は、今のところ、あったりなかったりです。
学校のよって、平日に宿題を出す学校や金曜日に出すという違いはあるようです。
息子は、たまの金曜日に宿題として簡単なプリントが一枚出されるほかは、学期間のホリデーや、夏休みには宿題は出ませんでした。