海外育児日記




初めて保育園へ行く


今日は、初めての登校日。

ここに至るまでのチャイルドケアーセンター探しは山あり谷ありでしたが、終り良ければすべて良し。

息子には何日も前から、学校に行くこと、お友達が出来ること、たくさん遊べること、バアバやママがそばにいてあげられないけど心配することはないし、先生がいろいろ教えてくれて、とても楽しい所だと話して聞かせ、本人もすっかりその気になって、「がっこう、がっこう、しぇんしぇい(先生こと)」と口にしていた。

今朝は早くからお気に入りの洋服に着替えて、はしゃぎまわっていた。お出かけの時間になると、自分で靴を選び、行ってきますのチュウもそぞろに意気揚々とベビーカーに乗り込んで、元気よくバイバイと手を振って出掛けていった。

これを書きながらも、息子は今頃泣いているんじゃないだろうか、保母さんたちを困らせてはいないだろうか、と気になって気になって仕方がないが、心配してもなるようにしかならないと自分自身に言い聞かせてみたりしている。そんなこんなのうちに時は過ぎ、もうすぐ2時。お迎えの時間まであと15分。どうやら園長先生からも母からも電話がかかってくることはなさそうだ。

さあ、6時間ぶりの再会。ドアが開くなり、ママ〜て駆け寄ってくるかしら、それともしがみついて泣き出すかしら、などど想像しながら待っていると、息子が元気に帰ってきた。その辺に散歩に行った時とまったく同じ。感動の再会もへったくれもない。う〜、寂しい。

母の話によると、センターに到着するやいなや、他の子供たちがママ、ママと泣いているのなんかお構いなく、おもちゃ目がけて突進していったそうだ。なんと独立精神旺盛なことか。母が、「じゃ、行くね、ばあばは上の教室にいるからね」と心配そうに話しかけても、遊んでいる手を一瞬休めただけで元気に手を振って、「バイバイ!」 母はあまりの素っ気無さに拍子抜けし、教室に向かったそうだ。

母が10時半のコーヒーブレイクを待つのももどかしい思いで覗きに行くと、息子はみんなと一緒にテーブルに向かって何かしていたらしい。後ろ姿だけが見えたそうだ。会いに行って、逆に心を乱しても良くないと考え、そっとドアを閉め、教室に戻ったそうだ。まだまだ赤ちゃんだと思っていた孫がちょこんと子供用椅子に座っている、その後姿が忘れられないと言っていた。成長した孫の背中に、嬉しいような寂しいような思いを抱いたのだろう。

2時15分になって母が迎えに行くと、息子はテーブルの下にもぐって、「帰らない!」と言ったそうだ。母の唖然とした顔が目に浮ぶ。母にしたって駆け寄ってくるはずの愛しい孫をひしと抱きしめて、感動の再会ってのを期待していたに違いない。園長先生からは、とてもよく遊んで、楽しんで、良い子だったとのコメントを頂いた。

帰宅した息子に、
「楽しかった?」と聞くと、
「うん。」と大きく頷いた。
「明日も学校に行きたい?」と聞くと、
「うん、がっこう、がっこう」と言う。
無事、一日を終えて、母と私は精神的疲労で、ぐったり!である。でも、そんなに楽しかったのなら何よりである。本当に良かった。

最後に、そこの託児所では独自のカリキュラムを作っていて、遊びを通してお絵かきや読み書きなど教えてくれるらしい。さらに子供たちの自主性を重んじながら、彼らがそれぞれ遊んだり学んだりできるようサポートしてくれるとのことだ。何だか話を聞いているとすごくすばらしい教育が実践されているよう感じるが、実際のほどはよく分からない。期待することにしよう。