海外育児日記
高熱が出た!
8月の終りから9月にかけては、ちょうど冬から春への季節の変わり目です。急に春らしくなって日中24度ぐらいまで気温が上がったりします。陽射しがとても強くなってきて暑いほどです。空気が乾燥しているせいでしょうか、外が暑くても室内はまだまだひんやりと寒いです。外出時に「もう春ね」なんて気を許していると、春の気配が嘘のように風が強くなってきて真冬のように寒くなったりします。ですから、皆さん体調を崩しやすく、風邪をひいている人がとても多いです。
案の定、我が家でもこの春第一号の風邪ひきさんが出ました。まずは、母が咳を始めました。ここ何十年も熱なんか出したことがない母ですが、そろそろ移住一年を向かえ疲れがでたのでしょう。あっという間に38.8度の熱が出て寝込んでしまいました。熱を出すのに慣れていないせいで、体がフラフラすると言ってすっかり病人です。
次に息子が咳をし始めました。母の熱はその後二日ほどで引きましたが、息子の方はだんだんひどくなっていきました。熱も上がっていき、風邪をひいて三日で38度を超えました。
息子は普段とても元気ですが、なぜか三ヶ月に一度ぐらいのわりで熱を出します。たいてい、咳から始まります。その咳もコンコンという乾いた咳(Dry Cough)ではなくて、ぜろぜろとした胸から苦しそうにする咳(Chesty Cough)なのです。大人でも咳というのは性質が悪くて、いつまでも続くものですが、やはり息子の咳もしばらく続きます。咳止めのシロップを飲ませてもなかなか思うように治りません。
いつもは38度ぐらいの熱が二日ほど続いて、あとはケロッと下がります。熱があっても、本人はつらくないようで、いつもと変わらず飛び跳ねています。こちらがどんなに「寝ていなくちゃだめよ」と言っても、全然言うことをききません。あげくの果てには「公園に行きたい、散歩に行こう」と言い出して、いつも困ってしまいます。
今回もとりあえず、いつも行っている近所のメディカル・センターに連れて行くことにしました。
いつもと同じだろうと思っていたら、先生が胸から雑音が聞こえるというではないですか。ちょっと心配しましたが、いつもの風邪薬をもらい帰宅しました。
息子はこの赤くてドロッとしたシロップの風邪薬が大嫌いです。この毒々しい赤い色がいけません。ミルクに混ぜて飲ませようとすると、ミルクがピンク色なっているのを目ざとく見つけて、飲むのを拒否するのです。言い方がまたすごいのです。
「ピンクになってる! 薬入れた! 気に入らない! いや〜! 気に入らな〜い!」
これには参ってしまいます。ジュースに混ぜようにも、熱があるときは大好きなボトル入りのジュースしか飲みません。そのボトルはふたが開かないのです。再利用されないためのジュース会社の策略です。ですから、薬を入れることができません。
今回も薬を飲んでくれないのかな、なんて思っていたら、午後なって熱が38.8度を超えてしまいました。これだけ熱が上がっているせいでしょう。なんとかごまかしながら、薬を飲ませることができました。
翌日になると、熱は39.5度まで上がりました。今回はいつもと様子が違います。とりあえず、解熱剤をあげて様子をみることにしました。
実は、この解熱用のシロップでも以前苦労させられました。これは、風邪薬よりさらにドロッとしてしていてミルクに混ぜようとしてもなかなか溶けないのです。しかも飲みにくいようで、いつも残してしまうのです。だからといって少ないミルクに混ぜると、今度は味がきつくなって嫌がって飲んでくれません。
前回困り果てた私が薬局の若い男性薬剤師に相談すると、座薬をすすめてくれました。とても硬い涙型をした座薬です。奥までしっかりと入れないと、しばらくしてコロンと出てきてしまいます。これを入れるときはビニールの手袋を指サックがわりにして、きちんと押し込みます。そうすれば大丈夫です。
「シロップとお尻から入れるお薬、どっちがいい?」と息子に聞くと、「シロップは嫌」というので、座薬を入れることにしました。前回でコツがわかったのでうまくいきました。息子も静かにしていて嫌がりませんでした。熱は37.7度まで下がりました。
次の日は座薬を入れても、38.3〜38.8度の間をいったりきたりしていました。土曜日でしたが、近所のメディカル・センターに連れて行くことにしました。解熱剤を使っても、熱が思うように下がらないのが気になったからです。
昼寝をすませて、三時半に病院に着きました。土曜日は先生が一人しかいないので、一時間半待ちだと言われて驚きました。でも、どうしても診てもらいたかったので、その辺で買い物をしたりして待つことにしました。五時近くなって、診察が思うように進んでいないのであと一時間ぐらいかかると、受付の女性がすまなさそうに教えてくれました。
やっと診察の順番がまわってきました。先生はいつもの先生ではありませんでしたが、とても優しい元気な方でした。熱は高いけど息子が元気なので、風邪薬と解熱剤とで様子を見るようにとのことでした。翌日になればきっと薬の効果が現れて良くなるだろうと言われました。ただ、息子がぐったりして辛そうだったら、いつでも連れていらっしゃいと言われました。私たちが病院をあとにしたのは六時半少し前のことでした。三時間近くかかってしまいました。
翌日の午後になると、それまでの高熱が嘘のように37.5度以下に下がりました。先生の言ったとおりでした。
一般開業医はたいてい予約なしでは診てもらえませんし、土曜の午後と日曜は休診です。ですから、土日のメディカル・センターはとても混んでいます。土日にメディカル・センターで診療を受ける場合は、受付だけ先に済ませて時間を見計らって病人を連れていくのがいいでしょう。土日でも診てもらえるだけで安心と思えば、我慢するよりありません。
余談ですが、シロップの薬にもいろんな種類があります。服用量も、薬の色もさまざまです。
我が家では、なるべくシロップの服用量が少なくてすんで、無着色のものを選んでます。参考のための紹介します。
総合風邪薬
Dimetapp
DM COLD & COUGH ELIXIR
color free
nasal congestion
runny nose
itcty, watery eyes
sneezing
coughing
服用量:2〜6才 2.5mL
ゼロゼロする咳に
Benadryl
Chesty Forte
服用量:2〜5才 2.5〜5mL
解熱・鎮痛剤用座薬
Children's Panadol
Suppositories 6months - 5years(六ヶ月から五才までの子供用)
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