グランマーのオーストラリア日記




シドニー情報




シドニーのシティで見かけた、荷馬車



ゴールドコーストとシドニー、その距離は約千キロございます。ゴールドコーストは亜熱帯気候、シドニーは温帯気候。ともに日本人に人気の高い滞在先、旅行先ですが、そのたたずまい、街の様子は全然違います。今回、移住先としてゴールドコーストに二ヶ月住み、その後シドニーに越してきました。シドニーを訪れるのは八年ぶりです。住むという感覚でそれぞれの都市をみると、観光とはまったく違った姿が見えてくるものです。


ここシドニーはさすが大都市のせいか、電車、トラム、モノレール、バスと公共の交通機関が充実しております。駅に歩いて行ける距離に住んでいる限り、車の必要性を感じないほどです。急行が止まるような駅でしたら、たいていLift(リフト)と呼ばれるエレベーターが設置されています。日本のように正確に時刻表どおりに電車がこないことも度々ありますが、早朝から深夜まで運行していますので、バスに比べたら、ずっと便利です。

ゴールドコーストでは公共の交通機関はバスでしたのでとても不便を感じました。乗客は一人づつ行き先を告げて料金を支払うので、全員が乗り込み発車するまでに10分ぐらいかかることもざらですし、渋滞に巻き込まれたりと、距離的に近くてもかなり余裕をもって出掛けなければなりません。さらに、私の場合、孫を連れての外出がほとんどですので、狭い乗車口で畳んだベビーカーを背負い孫を抱いて、行き先を告げて、料金を支払わなければならないので大変です。おまけにバスは狭いし揺れるし座れないこともあり、外出が本当におっくうです。電車ですと、ベビーカーごと乗り込めますし、時間も読めますし、たくさんの買い物をしても平気なので助かります。

不思議発見第一話で、ゴールドコーストでのショッピング事情を少し書きましたが、シドニーとは全く違います。こちらは、日本の生活により近い感じがします。朝九時ごろのスーパーマーケットは買い物客の姿もまばらで、店員がパンや牛乳を棚に並べたりしておりますが、夜六時七時ともなりますと、買い物客で賑わっております。大手食料品店を除いた商店は夕方五時半か六時に閉まってしまいますが、スーパーやアジア系の食料品店はかなり遅くまで開いています。

大手スーパーマーケットでしたら、サーモン、白身のお魚、海老ぐらいなら買うことができます。種類豊富な魚屋もありますし、八百屋に行けば新鮮な野菜や果物がところ狭しと並んでいます。シドニーはさすがに食が豊かです。新鮮な野菜やお魚が手軽に楽しめます。

アジア系食料品店もあちこちにあります。日本の食料品を扱っている中国食料品店、韓国食料品店など、もしかしたら日本食料品店で買うより若干安いかもしれません。同じような物や代用品でしたら格安で手に入ります。とても便利です。私は特別なものを買うとき以外は歩いて行ける距離に数件づつある中華食料品店か韓国食料品店ですませています。面白い食品、おいしい物もたくさんあって、とても楽しいです。

ところで、シティの真ん中のとても便利なところに、日本の食料品店やレンタルビデオ店、本屋さんなどがあります。残念ながら、日本食料品店にはあまり行きませんが、あるというだけで気持ちがほっとします。やはり日本人なのですね。日本の本屋さん、Kinokuniyaさんへは時々いきます。もちろん本を買いにも行きますが、無料の日本語情報誌、総合誌をもらいにも行きます。週間、月間などいろいろあって、例をあげると、日本と世界のニュース、政治、経済、文化、特集記事、様々な情報、食、娯楽などの記事に加え、求人、売買、シェアーメート募集、学校案内、会社広告など生活に役立つ情報がたくさん載ってます。肝心の本屋さんですが、種類、量ともに豊富で、自分で好きな本を選んで買えるのが嬉しいです。ただ、お値段は高くて、日本の価格の2.5倍ぐらいします。それでも、本屋さんがあるのとないのとでは大違いです。英語の学習本、趣味の本などなど、実際に自分で選んで購入できるので本当に助かります。

シドニーの街を歩いていますと、古い建物がたくさんあって気持ちが和みます。昔の建物は風情があっていいものです。シドニーは東京のような感じです。みなさん忙しそうに歩いています。ビジネスマン、学生、極普通の住人、旅行者が程よいバランスで街を行き交っておりますので、違和感なく過ごせます。海も近く、都心でさえ驚くほど緑豊かで、とても美しい街です。

あらためて、ここ、オーストラリアは移民国家なのだと感じます。いろんな国の人々が、いろんな肌の色をした人々が、いろんな言語を話しながら、通り過ぎて行きます。みんな自然に、飾らずに、渾然一体となって生きています。あなたはあなた自身のままでいいのよ、そのままで充分素晴らしいのよ、とオーストラリアは人々に語りかけているような気がします。実際には人種差別などいろいろあるのでしょうが、今のところ、そういった暗い部分、嫌な部分を感じたことはありません。

私は今日も、さまざまな人種が行き交う街を、ベビーカーを押して歩いています。空は清々と青く、どこまでも高く、広いです。公園のなかを歩いていますと、緑の匂いがします。マイナスイオンのなかに包まれているような、身も心も軽くなる感じがします。疲れたら、ちょっとベンチに腰掛けて、孫と一緒にジュースを飲んだり、おやつを食べたり、日本にはない開放感を味わっています。


娘のホームページでも、ゴールドコースト、シドニーの現地情報を海外へのお引越しで載せていますので、興味のある方はどうぞ。